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細川流盆石とは

流祖・細川幽斎より伝わる正統な盆石

細川流盆石は、安士・桃山時代の大名細川幽斎を流祖とした白と黒の砂絵(風景画)の一種で、室内の床飾りとして使われています。


風景は300程あり、大半が安士桃山時代までの日本の名所旧跡ですが、中国の風景や旅先で見た風景、想像の風景もあります。全ての風景は斜め上空から見下ろした感じで半立体的半抽象的に表し、紙に画いた手本を元に3分から1時間程度で作り(「打つ」と言う) ます。


盆石は、江戸時代には細川幽斎との関係で武家の間に広まり、遠州流茶道祖である小堀遠州は、盆石の技法を37通りの風灰の作り方に取り入れています。

江戸最後の伝承者である鳥山紫山により寛政年間に富山藩士で遠州流茶道6代家元磯野義甫に秘伝全てが伝えられ、以後富山を中興として大変な隆盛を極めました。



盆石は、絵心がなくても、バランス感覚さえ掴めば打つことが出来ます。打ち始めると雑念や時間を忘れて集申して取り組め、無限の創作の喜びと幻想的な感覚を味わう楽しさがあり、その時点での最高の作品を見せることが出来ます。又、大自然の姿が再現されるので自然の風景の見方が変わり、消して後に残さないのは禅や大和心にも通じます。

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細川流盆石の歴史

細川流盆石は細川幽斎を流祖とします。


幽斎が京田辺に住んでいた頃に清原家(清原流盆石)との間に子をなしその家系は舟橋家を名乗りました。

細川流盆石はこの舟橋家に伝わり、後に江戸にて舟橋家から鳥山紫山に伝授され、紫山が越中へ転居後、寛政年間に富山藩士で遠州流茶道6代家元磯野義甫に秘伝全てが伝えられます。

以後富山を中興として大変な隆盛を極めました。


明治に入ると特に薬業の人々によって、名古屋、京都、東京へと伝えられ、明治36年の大阪大博覧会には、富山の名物として社中2名を派遣して会場に打って天覧に供している様に、戦前は富山を代表する伝統芸術の一つにもなっています。

伝祖紫山から数えて細川流盆石7代目で遠州流茶道11代家元磯野友道は、戦前の東京で大日本盆石協会会長をも務めていました。



現在は細川流盆石9代目で林義牧派遠州流13代家元の磯野宗和が富山市にて後進の指導に励んでいます。

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家元について

磯野宗和(いその・そうわ)

細川流盆石9代家元、林義牧派遠州流茶道13代家元。富山県茶道連盟顧問、富山県芸術文化協会参議。1949(昭和24) 年生まれ。2歳より茶道を、中学時代より盆石を父の神山より習う。2012(平成24)年に盆石・茶道の両家元を襲名した。

磯野家は、初代磯野長定が1665(寛文5) 年に大石内蔵助の義姉を嫁にもらった縁で、義士が切腹した翌年の1704(元)17) 年よりその霊を偲ぶ茶会「義士忌茶会」を開催し始め、今日まで300年以上にわたり催し続けている。その回数は、2023年で320回となる。

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細川流盆石系図

流祖 細川幽斎藤孝

安士桃山の大名、母は清原流盆石の公家清原家から嫁ぎ、細川幽斎〜鳥山紫山の系図は、富山大空襲で焼失し不明


伝祖 烏山紫山(由良通郷を改姓)

江戸最後の細川流盆石伝承者。

天明7年(1787)、富山藩8代前田利謙(としのり)に招かれ富山に赴任。

寛政年間(1789~1800)に、既に盆石を行っていた磯野家へ流儀の秘伝等を伝えて家元を継がせ隠居。寛政12年(1800)越前三国へ移住、文化5年(1808)当地で死去。


2代 磯野義甫

寬延3~文化5 (1750~1808) 遠州流茶道6代

3代 磯野芳甫

天明7~文政8(1787~1825)遠州流茶道7代

4代 磯野嵐布

文化7~明治15(1810~1882)遠州流茶道8代

細川流盆石の中興と言われる

5代 磯野豊甫

遠州流茶道9代

6代 磯野梅甫

遠州流茶道10代

7代 磯野友道(神山)

大日本盆石協会会長 遠州流茶道11代

8代 磯野圭甫

林義牧派遠州流茶道12代

9代 磯野宗和

林義牧派遠州流茶道13代

令和3年(2021)流祖から景、技法、考えを変えずに伝えている清原流家元

(佐蔵宗柳)、石州流家元(大澤濤子)と「正統な盆石流派の会」を結成。

家元後嗣 磯野志甫(林義牧派遠州流茶道 後嗣)

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